クイックロード(勝手に決めた用語)実装
64KBのサウンドドライバを丸々入れ替えると2秒ぐらい待たされるので、シーケンスが入っている先頭付近(もうちょっと削れるけど今のところ8KB)だけを入れ替える機能。当然、サンプリングデータは全曲で共通でないとぶっ壊れるので、条件を満たしている場合のみROM内に「クイックロード可」のフラグを立てておく機能をコンパイラに実装している。
ところで、一番苦労した箇所が……ロード時にSpinner(風車みたいなアイコン)を表示する処理。無くてもいいだろ!って言われそうだけど、スーファミ時代に無かった(と思う)UIが表示されるのは面白いかなと思ったのでなんとか実装した。
なぜ苦労したか? どうもPPU(グラフィック)とSPC(サウンド)へのアクセスは競合するらしく、画面更新をVBLANK割り込みで処理したままSPCにアクセスすると、データが不規則にぶっ壊れるのである。残念ながら回路図までは読めないんだけど、エミュレータのソースを見る限り、何か悪いことが起きそうなことだけは確かだった(特にDMA/HDMAが怪しい)。ということで、SPCへの転送中は割り込みを止めて、レギュラーの処理で画面を更新している。