広告を出した
Amazon.com: Taco : PRINCESS FROM THE MOON ( NEKOTAKO US SNES Cartridge Version ): Video Games
↑めでたく、北米向け(SNES仕様版)ねこたこが出たのですが……日本と比べると売れ行きが微妙。うーん、売り上げは気にしないつもりでしたが、諸経費引いて赤字ではさすがにCUBIC STYLEさんに合わせる顔がありません。
国内の売れ行きを考えればまあ売り方次第だろう、ということで。Facebookで広告を打ってみることに。
広告というと大金が飛び交うイメージがありますが、Facebookの場合は数百円からで始められます。というわけでこんな広告を作ってみました。
箱はCGですがAdobe CCに入っているDimensionというソフトで簡単に作れます。このソフト、簡単なのはいいんですが割り切りすぎていてモデリングができません。汎用のモデル(箱とか)にテクスチャを貼るだけです。ということでカセットの方はコンビニのスキャナで取り込んできて2Dで合成しました。ただし、床の反射を出すために3Dの方にもダミーの物体を置いてあります。
箱だけだと何の広告かよく分からないと思うので、どちらかというとカセットが大事です。2021年にSNESのカセットが出てきたら何事かと思って二度見するでしょ。
ではバナーを登録して配信……
おい。
Oculusの件でも思いましたがFacebookの場合、ユーザーが新しいことをしようとした時の追加認証を「制限・凍結」で代用しているフシがありますね。もう殿様だから心象とか考えないんでしょうか。
とりあえず言われたとおりに身分証を送って次の日。なんか突然制限が解除されて広告の配信が始まりました。メール等は一切なし。だから心象とかそういうのを……
ともあれ配信に成功しました。こんな感じで出ます。
そして、管理画面で集計が見られます。これは見てると結構面白い。
ほとんど「25〜54歳 男性」で占められていて他は誤差程度です。おっさんばっかやな。
あと、地域で見るとアメリカのついでに入れたカナダが異様に多くなっています。これは多分、たまたまカナダの人がグループにシェアしたからで、別にカナダ人がレトロゲー好きなわけじゃない気がします。全体数が少ないとその程度のことでブレるので、統計としての価値はないってことでしょうか。
で、効果は? まだ分かりませんが、この費用だと一本売れれば元が取れます。終了時点のクリック数が恐らく200程度なので、まあ一人ぐらいは……
PA GAMESが会社になりました
ポニメ電子工業合同会社という会社ができました。税務署から怖い人が来ないようにお金の管理をしっかりするという側面が一つですが、今後は個人契約NGの方にも依頼したりできるかな、というメリットがもう一つです。堅く言うと制作活動の円滑化ですね。ちなみに会社名はなんというか、物を作ってるぞという感じを出したくて「工業」を入れました。コナミ工業とかアルファ電子工業(ADK)みたいなイメージで。後者は実質消えたようですが……
とはいえ実は自分の給料すらゼロなので会社ゴッコの域を出ていません。自分の給料が出て一人前、人を雇うところまで行ったらミラクル、ってとこですかね。
一応の、形だけの船出ですが、ポニメ電子工業合同会社をごひいきに、よろしくお願い致します。
↓ちなみに登記をする法務局は千葉みなとという僻地にあるんですが、海が見えるのはいいことですね。まさに船出という気分になります。
「ねこたこ」量産版+US版が出ます
「ねこたこ」量産版+US版が出ます
今まで、ねこたこの見込み需要が大量生産(1000〜)に微妙に届かなそうで量産を見送っていたのですが、Makeの賢人CUBIC STYLEさんのご協力により大量生産と手作りの間、中量生産が可能になりました。ということで早速デジゲー博で第一陣を発売。今まで一年近く手作業で作った量以上の在庫がCUBIC STYLEさんのところにあります。
toranoana-keeper.com
↑こちらで予約してデジゲー博のブースで14:30までに受け取ってください。もちろん CUBIC STYLEさんのゲームボーイシリーズもありますのでよろしく
ところで今回から、印刷所が変わったことで箱の品質も上がっています。というか「最高のものを作る」と意気込んでいたのに今まであれで満足していたのは反省点ですね。
↓右が新しい方です。写真だと全然わかりませんが質感がかなり良くなっています。
そういえば去年のデジゲー博の時はまだ箱がなかったんですよ。そこから随分進歩しました。
加えて、北米(US)SNES版も年末までを目標に準備しています。元々タイトルを英語版に切り替える機能が入っていたのでソフトはそのまま、箱のデザインだけ新規に起こしました。こちらは現地のAmazonで。
二作目
あと、デジゲー博で二作目も展示します。ただしこちらはまだ5%程度、デモプログラムみたいな状態です。
(こちらもCUBIC STYLEさんのブースをお借りしています。うちのブースは探しても無いので注意)
MacBook Proを買った
噂のM1! じゃなくて、ちょっと前に買ったので残念ながらIntel版です。まあ安心度は上ですね。MacBook 12"のOSが古くてAdobeツールが動かなくなってきたけど今更OSを更新したら確実に大破滅が起きる…… ということでもう一台。
M1ほどでなくてもCore mのMacBookに比べりゃとんでもない速さです。しかしデザイン系以外の作業はしばらく古いマシンで続ける予定……
サーバ屋ならともかくクライアント側の人間なのでまあ、スペックに甘えるのは良くない気がします。昔のPC-98でRAよりRX、RXよりVMで動く方が偉いでしょみたいな。それにしても npm start とかもうちょっと早くならんのかとは思いますが……
近況
発売が6月18日なのでもう書店に無いと思いますが……
ゲームラボに「ねこたこ」のインタビューが載りました。4ページなのでかなり駆け足ですが、Kindle版などで、ぜひ。ちなみに表紙にある通り、みんな大好き「瞳」のインタビューも載っています(もちろん私は関係ありません) 瞳の、というかジーコサッカーの裏話は当時なら一般の新聞に載るレベルの危険な話です。
さて、えー、ねこたこは一段落ということで(そろそろ追加で製造をしないといけない気がするんですが) 二作目の作業に入っています。二作目はですね、日本人に受けそうなRPGをやりますよ。 と言いたいところなんですがシナリオを書く自信は一切無いのでRPG風というか、アドベンチャーゲームですかね。
イメージとしてあるのは……
- 「ゼルダ」 畏れ多くも。まあ筆頭はこれでしょう。
- 「魔王ゴルベリアス」 コンパイルがマークIIIで出したゲームです。まあコンパイルのゼルダですね。子供の頃よくやっていたので。
- 「Zwei」 日本ファルコムのPCゲームです。名前を出しといてなんですが、やったことがありません。キャラクターがかわいかったので。
グラフィッカーさんとかどうしようかな、とかはまあ追い追い考えるとして……
「ドット絵世界」さんのフリー素材でとりあえず最低限、マップを歩き回るプログラムを書いてみました。「ねこたこ」では実装しなかった書き換えスクロールが入っており、4×4画面程度までスクロール可能です。複数キャラ登場時の負荷を見るためにスライムも配置してあります。
見下ろし型ということで、キャラクターの奥行き順にスプライトをソートする(正確にはスプライトの重なり順はハードで固定されているので、割りあてる順番をソートする)処理が面倒臭いかな……と思っていたんですがこれは意外とすんなりできました。
それより、プレイ中に突然リセットがかかる不具合が発生し、なんと初期版CPUのバグを踏んでしまったことが発覚。ねこたこもまさか……とヒヤッとしましたが、確認したところねこたこはこのバグを踏む機能は使っていない筈。一安心。
実機で動かすとこんな感じです。
RPG(風)のマップエディタはこんな感じになっております。
SFCのBGデータの仕様上、マップデータにはパレット情報を付けなければいけない、しかしパレットの情報はグラフィックコンバータが持っている……という事情があり、「ねこたこ」の時は、
- マップエディタからマップデータ(パレット情報なし)をエクスポート
- グラフィックコンバータで取り込み、マップデータ(パレット情報あり)をエクスポート
と二度手間になっていましたが、今回はグラフィックコンバータからプロセス間通信でマップエディタにパレット情報を送りつけるようになりました。つまりエクスポートは一回に。まあグラフィックコンバータは起動しとかなきゃいけないんですが、余計な一時ファイルができないので若干の効率アップにはなります。
ところで、せっかく素材を使わせていただいておいてなんなんですが、ドラクエ風の斜め見下ろし型素材ってアクションRPG(アドベンチャー)に使うと具合が悪いんですね。ほら、こうやって

敵が裏に隠れちゃうじゃないですか。
ゼルダの場合は
- 樹木などは、背が低いデザインにして死角が出ないようにする
- 裏に隠れようとしても必ず半身程度は出るように当たり判定を設定する
- 上記のデザインができない場合は斜めでなく真上から見下ろした絵を混ぜる(写実性という面ではおかしいが機能優先)
SFC用新作ソフト「ねこたこ」が完成しました
あけましておめでとうございます。
なんとかこの前の予告通り、12月31日にSFC用ソフトが完成しましたので、少量のテスト販売みたいな感じですがコミックマーケットに出してきました。ちなみに隣はむっく先生の初代ファミコンでセット展示っぽくなりました。
実機で使えるROMカートリッジ版が10本、エミュレータ用のCD版が15本(+予備1本)で臨んだところ、おかげさまでROM版は10分ほど、CD版も昼前に完売となりました。CD版のディスク自体はもうちょっと用意していたんですが、説明書をギリギリしか刷っていなかったのでこの数となりました。
カセットの製造について
まず大丈夫だとは思うんですが、Nintendoのロゴが入ったカセットを売るのはなんか怖いので、販売用には Ali Express で買った互換品のshell(ガワ)を使っています。で、Aliの無料配送が「世界中を旅して最後には失くなる」とか怖い噂を聞くのでとりあえずDHLで少量だけ輸入しました。これがカセットを10本しか作らなかった理由の1つですが、試しに無料配送の注文もしてみたところ普通にEMSで何の心配もないことが分かったので、次はもうちょっと安定して生産できそうです。
ちなみに中身の基板はCUBIC STYLEさんの協力で大量に安く確保できています。感謝……
Announcement of exhibition / 展示のお知らせ
まず、展示してばっかりでいつ出すねんという話ですが……
豊井さんがどうしても今のグラフィックに納得できないということで、デジゲー博はスキップしてコミックマーケットぎりぎりまで修正作業をすることにしました。ということで目標、12月31日です。
その代わりにといってはなんですが、Pixel Art Parkに出すグッズ、デジゲーまでに間に合いません?と相談したところOKが出たので、物販はサントラ+豊井さんグッズになります、多分。もちろん展示は今年もあります。今回はオープニングからエンディングまで揃ったほぼ完成版を試遊できます。
で、同じものを次の週のPixel Art Parkにも持って行くことにしました。
1041uuu strongly requested time to refine his work. And I decided to postpone release of this month. We'll provide a playable exhibition and sales of goods on events below.
Digital Games Expo 2019
Nov. 17, 2019
Akihabara UDX
Stand number: E-25a
http://digigame-expo.org/
Pixel Art Park 6
Nov. 24, 2019
3331 Arts Chiyoda
Stand: 1041uuu
https://pixelartpark.com/
↓ こんな感じでCD版のパッケージを準備したり、あとROM製造も工場を紹介していただけそうで、ちょっとずつリリースに近付いてはいます。

Tacoからのお知らせ
展示など
7月に、スペインのビルバオというところでTacoが展示されました。Euskal EncounterというLANパーティーに付随してレトロハード愛好会が展示ブースを出していてそこに展示、という経緯です。
Just finished playing Taco from @gyuque at #retroeuskal. A charming and incredibly polished Super Nintendo homebrew game. 楽しかったよ!@euskalencounter #EE27 pic.twitter.com/yIKasxCTCN
— Imanol Barriuso (@Imanolea) July 26, 2019
続いて国内で、デジゲー博とコミックマーケットに申し込みました。で、これを書いている間にデジゲーは通りました。E-25aです。近くにセガの特別ブースがあるので人来るかな?
コミケに通った場合は小池さんの協力を得て、電源の無いコミケで実機展示に挑戦する予定です。バッテリーが危険物として止められた場合はミニスーファミ+小型液晶となります。
目標は以下の3点、物理メディアを用意することです。
ROM版(12月C97目標)
私のハンダ付けの腕は売り物にするのが怖いレベルなので、上手い人を雇えないかなと考慮中。高専とか工学系の大学生とか、名人いませんか。
ちなみに採算ですが、一本売れるごとに大損害になる予定です。まあこっちは元取ろうと思わないので。
→製造の目処がつきました。
CD版ゲーム(11月デジゲー目標)
こちらはデータをCD-Rに焼いてBDケースに入れたバージョンです。何故CDなのにBDケースかというと、SFCソフトの説明書がぴったり入るので。せめて説明書は実物を入れようと思って。
サントラCD(10月M3目標)
こちらは音楽のNinoさんが製作します。ゲームは入っておらず、純粋な音楽CDです。
さてパッケージの方はイラストを四方井さんに、ロゴはデザイン会社の方に協力をお願いして製作中です。なんやかんやで10万ぐらいかけるかも。来年はちゃんと工場で作ってTRADERやスーパーポテトに置きたいなあという野望があるので、そこも見越して、しっかりした物を。